自分の身体について考えたり自分に語りかけたりすることは、実際に自分の身体に対して行うことと同じくらい重要ということをみなさんはご存知でしたか?
私たちの思考は大きな影響力を持っています。ある研究では、頻繁に自分のことをネガティブに捉えてしまう人は、心臓病、二型糖尿病、肥満予備軍になる確立が高まることが明らかになっています。これはネガティブな思考がこれらの病気をもたらすことを示しているわけではありませんが、メンタルヘルスが身体の健康に大きく影響していることは広く知られています。
私たちは他者からどう見られているかをコントロールすることはできませんが、自分で自分自身を認めてあげたり、自分に語りかけることはできます。ですから、自分に語りかけることをネガティブなものからポジティブなものへと変えれば、自分自身の成功や目標達成に繋げることができます。
それでは、ポジティブセルフトークの方法を見ていきましょう。
1, 思考の癖を認識する
あなたの思考を一覧化してみましょう。一日の中で自分自身について考えたことを書き留めてネガティブなものとポジティブなものに分類して下さい。一日の終わりに気づいたことは何でしょうか?少し意外かもしれませんが、この問いは健康や幸せに関する自分の語りかけがどう作用するのかを確認できるため、全ての人にとって学びのあるエクササイズになります。
2, いつものパターンを変える
いつもと違うことをすると、その行動の結果も違ってきますよね。もし、食事を選択するときに自分自身にネガティブに語りかける癖があると気づいたら、それはもしかしたら自分にポジティブに語りかける習慣を作るタイミングが来ているのかもしれません。
例えば、「体重落とすのは難しいなあ。」「たくさんのダイエットにチャレンジしたけど、一つも効かなかった。」「こんなダイエットのどこが役に立つんだろうか?」など、こうした言葉口に出す前に、これらのネガティブな語りかけを、より効果的なものへ変化させましょう。たとえば、「ダイエットの道のりを楽しんでいて、おいしい食べ物を探している。」や、「健康で続けられる、長い目でみれば効果的な習慣を身につけようとしている。」などです。
3, 視点を変える
過去の失敗に執着して落ち込むのではなく、今自分がやっている良いことや明日行う予定の健康的な選択のことを考えるようにしましょう。あなたの減量への道のりの中で、今まででどんな進歩がありましたか?
4, 負の連鎖を止める
ひとつの失敗からネガティブな負の連鎖を起こさないようにしましょう。例えば、「ダイエット中なのにご飯をおかわりして食べてしまった。」「だからもう痩せることは一生できないだろう。」と考えてしまうことがあるかもしれません。このような考え方は、過去の事にもかかわらず、今やろうとしていることを諦める癖をつけてしまいます。過去の事にとらわれず、今後のために食事プランを調節することがとても大切です。
次回、ご飯を食べるときは、あなただったらどういう選択をしますか?例えば、ご飯の量を少なめにして、ご飯の前にサラダを食べてみましょう。次回の食事のために食事プランを立てる、または調節して負の連鎖を止めましょう。
5, ポジティブフレーズを作る
いつも自分に言い聞かせているポジティブな言葉はありますか?「私は健康で、魅力的な人間だ!」こうした言葉は自己肯定感を高めるために役立ちます。そして、自分のことをポジティブに捉えられる自分自身に気づくことができると、もっとポジティブになっていくことができます。
私たちは誰でも、頭の中にネガティブなことをしゃべる自分がいます。しかし、どのくらいそのネガティブな自分を抑えていられるかを決めることもできます。自分自身に優しく話しかけて、健康と自己肯定感を高めることで得られる効果を楽しみましょう。
みなさんが今日から自分に語りかけたいポジティブなフレーズはどんなものがありますか?
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